結婚式お呼ばれのたしなみ! 男女の正しい「服装マナー」を知っておこう
2017.05.18
6月に結婚式を挙げる花嫁を、「ジューンブライド」と呼ぶのをご存知ですか? 今も昔も、多くのカップルが結婚式を挙げるこの季節。もしも親しい友人、知人に招待されるようなことがあれば、ゲストとしてきちんとした装いで参加したいですよね。結婚式の服装には細かな決まりがあるので、この機会に覚えておきましょう。
男性は、ダークスーツに白の無地ネクタイを
スーツは、黒(ブラックスーツ)か、限りなく黒に近い色(ダークスーツ)が原則です。ただし、いつも会社に着ていくようなくたびれたスーツはNG。お祝いの席だということを踏まえ、特別感のある、パーティー向けのスーツを着用しましょう。
シャツは、よほどカジュアルな式でないかぎり、色付きのものは避け白の無地を合わせます。ネクタイは、白の無地が最もフォーマルですが、シルバーやライトグレーなども良しとされています。近年では、カラーネクタイも受け入れられつつありますが、弔事の色とされる黒はいけません。
靴下と靴は黒が基本。靴は、かしこまった印象の「内羽根式」かつ「ストレートチップ」が結婚式に最適です。ストレートチップとは、つま先の部分に横一文字の切り替えが入ったデザインのこと。少しカジュアルですが、つま先に切り替えがないプレーントゥでもOK。ほかにUチップなどもありますが、これはカジュアルすぎるので避けるのが無難。また、生き物の殺生を連想させるスウェードやクロコダイルレザーの靴は縁起が悪いとされるため避けましょう。
よりオシャレに装いたければ、ポケットチーフで胸元を飾るのもおすすめです。色は白がフォーマルです。素材はシルクでもコットンでもリネンでも、なんでもOK。自身の雰囲気やスーツとの相性で選んでみてください。
女性のドレスは白色を避け、主役が新婦であることを忘れずに
女性は、着物またはドレスで出席します。ドレスの場合、ミニ丈ではなく膝上5cm程度が理想的。色は花嫁のドレスカラーである白は避け、ピンクやブルーなど、それ以外の色をチョイスしましょう。
黒いドレスは弔事を連想させるため、もし着るなら華やかさを出すため、光沢が少し入ったものや、リボン、レースなどの装飾が付いたものが良いでしょう。厳かな式の空気を壊してしまうことのないよう、袖のないドレスを選ぶときには肩にボレロやショールを、素足ではなくベージュのストッキングを着用し、過度な露出は控えるのがゲストの心得。
アクセサリーは、パールをベースとしたネックレスなら、まず間違いありません。「おめでたいことが重なるように」というゲンを担いだ2連や3連もOKです。
バッグは小ぶりなパーティーバッグ。靴はカジュアルなミュールやサンダルではなく、最低でも3㎝のヒールがあるパンプスが好ましいでしょう。ただし、つま先が出ているオープントゥは「妻・先逝く」を連想させるのでNG。男性の靴と同様に、アニマル柄やファーなども殺生を連想させるので、結婚式のアイテムとしてふさわしくありません。
まとめ
さまざまな人が参加する結婚式。主役はあくまで新郎新婦であることを忘れずに、常識的な服装で参加するようにしましょう。