野菜、果物も洗剤で洗う方が良いって知ってた?洗うときの注意点と、その方法
2017.03.16
野菜を食べるときは、さっと水で洗い流すだけ、という人も多いのではないでしょうか。けれど実は、野菜や果物を食器と同じように洗剤で洗うことで、もっと美味しく食べられるようになるって知っていましたか?
野菜や果物は、水で洗うだけじゃ不十分!?
私たちは、表面についている泥や農薬を落とすため、野菜や果物を洗剤で洗います。一度水で流せば野菜はきれいになったように見えますが、まだ野菜や果物には「落としておきたい成分」が残っているのです。
その成分が「ブルーム」。野菜や果物が紫外線や害虫や乾燥から、自らを守るために分泌するもので「ワックスブルーム」とも呼ばれます。これは人工的に塗布したものではなく、人間でいうところの皮脂のようなもの。水をはじき、野菜や果物の内部に水が浸透するのを防ぐ役割があります。
どうして洗剤で洗った方が良いの?
もちろん、ブルームは天然の成分なので、口にしても健康を害することはありません。しかし、ブルームが残った状態の野菜や果物は、舌触りが悪く、雑味を感じやすくなってしまいます。そのため、野菜をしっかりと味わうには、プルームを洗剤で洗い落とすのがおすすめです。
特に、生で食べる野菜や果物、例えばブロッコリー、キュウリ、ブドウ、リンゴ、ブルーベリーなどは洗剤で洗って、ブルームをすっかり落としてしまいましょう。食物の食感・風味が格段にアップするはずです。
実際に野菜を洗剤で洗うときの注意点
野菜や果物を洗う洗剤は、スーパーなどで売られている市販の食器用洗剤でも大丈夫ですが、野菜や果物の洗浄に対応しているものか、裏のラベルをしっかりチェックして選ぶようにしましょう。
野菜や果物を洗う方法は簡単です。水を張ったボウルに洗剤を一滴垂らして、つけ置き洗いをします。野菜は5分以内で水から出し、流水かため水で、洗剤を残らず洗い流すようにしてください。流水で流す場合は、30秒以上、水にさらすようにしましょう。
野菜や果物を食器用洗剤で洗うことに、驚いた人も多いのではないでしょうか。普段は見落としがちですが、食器用洗剤のラベルを確認すると、「用途/野菜・果物」とも記載されているものがあります。いつもの食生活をより豊かなものにするために、試してみてはいかがでしょうか。
※ メーカーや商品により、野菜・果物の洗浄が可能なものかどうかや、推奨されている洗剤の分量やつけ置き時間は異なります。使用する洗剤のラベルを確認のうえ、使用してください。