「余ったぶんは貯金に…」では不十分!
お財布と一緒に見直す、毎月のマネープラン
2017.02.23
お金の基本は、「使う」「貯める」「稼ぐ」の3つ。毎日の生活からその一つひとつに注目して、もしものときに「お金がない!」なんてことにならないよう、早めに準備しておきましょう。
1. 固定費や維持費から、「使う」場所を見直す
「支出」はマネープランの見直しで最初にチェックしたい項目。無駄遣いはなるべくなくすために見直すべきは、使用頻度の低いもの。あまり乗っていない車やバイクの維持費は果たして妥当なものでしょうか。
ほかにも、ほとんど見ないケーブルテレビの受信料や、コンビニで買っている割高のミネラルウォーター、ATMの時間外手数料だって、積もり積もって財布を圧迫しています。
無駄遣いを減らしたいのならば、「固定費の削減」は必須。特に、家賃・通信費・保険関連の費用は見落としがちです。自分が契約しているプランが今の生活に合っているものか、今一度、毎月の固定費を見直してみましょう。毎月一定の金額がかかっているものをもっと安く抑えることができれば、毎月の大きなコスト削減になります。
2. 先取り貯蓄で、賢くお金を「貯める」
「貯蓄」もマネープランを見直すうえで欠かせません。「できる限り節約して、余った分を貯蓄に回す」なんて言いながら、手元にあるお金は毎月使い切っていませんか? こんな方法では、いつまでたってもお金は貯まりません。
確実に貯蓄を増やしたいのなら、「先取り貯蓄」を実施しましょう。毎月のお給料が入ったら、まずは貯蓄分を確保。定期預金を利用したり、別の銀行口座に移してしまうなりして、使ってしまう前から「ないもの」として考えるのです。
あらかじめ設定しておく貯蓄額も重要です。できれば、「毎月いくら」といった固定した金額で貯金していくのではなく、「毎月のお給料の◯割」と決めるのが賢いやり方。これによって、臨時ボーナスが出た月、歩合制で成果を上げた月は普段よりも多めに貯金することができ、たとえ冠婚葬祭などで出費がかさんでも、苦しくならずにすむのです。
3. それでも難しいなら「稼ぐ」方法を考える
固定費を見直して出費を減らし、毎月きちんと貯金をすることも大切ですが、そうして貯められたお金も、もしかしたらごくごく限られた額かもしれません。そんなときは、マネーフローの大元である「収入」自体を増やすことを視野に入れる必要があります。
収入を増やすにはいろいろな方法があります。仕事に必要な資格を取って、その分の手当をもらう。サイドビジネスを始める。もっと待遇が良い会社へ転職する。自分の可能性を広げるため、独立する。ほかにも、株や不動産や投資に挑戦する、という方法もあります。収入が増えればそのぶん生活の自由度は上がりますが、実際に行動に入るまでにとても大きなハードルが待ち受けていることでしょう。いずれにしても、収入を増やしたいときの決断は、慎重に行いましょう。
まとめ
「使う」「貯める」「稼ぐ」。この3つの中で、改められそうな部分はありましたか? いまよりもっと豊かなライフスタイルを実現するために、どんな些細なことでも「改善の余地はあるだろうか?」と一つひとつの事象を丁寧に見直してみましょう。