自分の発信をきっかけに、共感から行動を生み出す。
SNSでよく聞く「インフルエンサー」ってなに?

2017.12.21

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Female vlogger making social media video about fashion shoes for the internet

インターネットを通じて積極的に情報発信する人が増えていますが、その中でもたくさんの人へ大きな影響を与える、「インフルエンサー」と呼ばれる人がいることをご存知ですか? 彼らはどんな存在で、自分もインフルエンサーを目指すためには、一体どうしたら良いのでしょうか?

消費者の興味を刺激し、消費行動を起こさせる「インフルエンサー」

「インフルエンサー」は、「影響、感化」といった意味の「influence」を語源とする言葉。今や、インターネットを使えばだれもが自由に自分の意見を発信できる時代になりました。そんな中、SNSやブログ、動画サイトなどのソーシャル メディアを通じて情報を発信し、たくさんの人に影響を与える人達が「インフルエンサー」と呼ばれているのです。

現在は、多くの人がいくつかのSNSなどのソーシャル メディアを並行して使用しています。情報の拡散力が強く、リアルな友人だけではなく不特定多数の人と繋がりをもちやすいもの、限定したコミュニティの中で友人と密な関係を築くためのもの、写真をとおして直感的なアピールがしやすいものなど、それぞれのSNSやサービスの特性を活かして自然と使い分けている人も多いのでは?

これらツールを利用してネット上での発信を続けることで、一個人でありながら、企業や団体と同じくらいの情報発信力や影響力をもつようになる人がいます。そんなコメントや画像が多くの人の興味を引き、消費や行動にも大きな影響を与えるキ—パーソンが、インフルエンサーです。

インフルエンサーがブログやSNSなどで紹介した物が、フォロワーの興味や関心を生み出します。人によってはSNSにおすすめ商品の写真を載せると、翌日には紹介された物への問い合わせが殺到することがあるほど。最近は、インフルエンサーのこうしたパワーが、商品の販売戦略や、マーケティングにも活用されているんです。

例えば「女性インフルエンサーなら彼女のフォロワーも同世代の女性だろう」といったように、具体的なフォロワー層をイメージしやすいため、ターゲットを定めたマーケティング戦略などでも注目されています。その市場規模は世界で10億ドル(※1)とも言われており、今後その規模はさらに拡大していく見込みです。

ポイントは、フォロワーのポジティブな行動を喚起すること

インフルエンサーになるのは、必ずしもマスメディアに登場するタレントや知識人などの有名人とは限りません。専門的な技術・知識がある人や独自の趣味をもつ人、みんなが興味を持ちそうな、身近なテーマについて詳しい人など、その発信をとおして多くの人の共感を得る人がインフルエンサーとして注目を集めるのです。インフルエンサーは、「コミュニティのオピニオンリーダー」と言ってもいいのかもしれません。

また、SNSのフォロワーが多い人が、必ずしもインフルエンサーになれるわけではありません。おもしろ投稿などでただ単に人気を集めるだけではなく、フォロワーが共感したり、反応してコメントを返したり、ほかの人にも知らせたりするなど、フォロワーに「ポジティブな行動を起こさせる」ことが重要なのです。

では、大きな影響力をもつインフルエンサーになるには、どうすれば良いのでしょうか?まず取り組みたいことの1つは、「セルフブランディング」です。ただ自分が好きなことを発信していくうちに自然にインフルエンサーになれることは少なく、発信する情報と合わせて自分自身のブランディングを上手く行うことで、たくさんの人からの支持されるようになるのです。

Influencer Marketing Doodle Concept

自分自身のブランド価値を高めることが、インフルエンサーへの近道?

セルフブランディングとは、自分のキャラクターや考えを自らの力でプロデュースすることで、「自分自身」の価値を高めていくことです。注意したいのは、自分を飾りすぎたり、普段の自分と全く違う自分を演出するのではNG、ということ。等身大の延長上にないセルフブランディングは、上手く行かないばかりか、周囲の信用を失う可能性もあります。さらに、長期的に続けるのが難しいことがほとんどなのです。

そして大切なのは、ほかの人との差別化です。まずは、興味をもってもらえそうな、自分の「得意分野」を見つけましょう。「自分は何が得意なのか?」「どういった情報を発信していきたいのか?」を考えることで、努力し、行動する方向が明確になります。

次に、だれに伝えるのか、ターゲットを見極めること。「自分の情報に興味をもってくれる人たちは、どんな人たちなのか?」をできるだけ具体的に考えることで、自分が発信すべきメッセージがさらはっきりしてくるでしょう。

セルフブランディングの方向性を決めたら、そのイメージにふさわしい行動をするように心がけましょう。やりすぎる必要はありませんが、言葉遣いや情報の伝え方を考えるクセをつけることは自分自身を高めることにつながります。スタートし始めは迷うこともあるかもしれませんが、「この発言はイメージに合っているかな?」「ネガティブな印象はないかな?」と意識しながら情報を発信することで、自分が自分をより理解しやすくなります。さらに、もっと明確なイメージのもとでセルフブランディングが行えるようになるのです。

まとめ

個人が発信する情報が人を動かす今の時代、たくさんの人の行動に影響を与えるインフルエンサーになる可能性はだれもがもっています。その可能性を広げるためには、ちょっとした努力と工夫によるセルフブランディングが必要不可欠。もちろん、インフルエンサーになるつもりがなくても、自分自身を知り、高めるためにもセルフブランディングは効果的。まずは、自分の得意分野で定期的な情報発信を始めてみるのもいいかもしれませんね。

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