初対面の印象をポジティブに。自分をきちんと伝える「自己紹介」のコツ
2017.04.06
春は、一年の中でも特に新しい人と知り合う「出会いの季節」。そこで必要になるのが自己紹介です。自分のことをきちんと伝え、相手の印象に残るためには、どんな自己紹介が良いのでしょうか。
長くても1分。普段から数パターン用意を
印象に残る自己紹介をしようとすると、奇抜なエピソードを探しがち。しかし、自己紹介は初対面の相手が知りたい情報を提示して、安心してもらうのが目的です。ですから、あくまで構成はシンプルに。「名前」に加えて「年齢」や「出身地」、仕事の相手なら「経歴」など、基本の情報を1つ2つ盛り込みます。
そこで、「名前+年齢」「名前+出身地」など、盛り込む項目ごとの自己紹介パターンを日頃から準備しましょう。自己紹介の時間は最長でも1分が目安。長すぎると相手は覚えきれませんし、飽きてしまい、印象が悪くなります。「もう少し聞きたい」くらいがベストでしょう。
印象に残るキャッチフレーズを加える
基本情報を盛り込んだだけの自己紹介を、普通に伝えるのでは印象に残りません。そこで、相手が覚やすいキャッチフレーズ、付加情報を添えます。名前なら「いつも〇〇と読み間違えられます」「漢字の画数が30もあります」と、ちょっとしたエピソードを付け加えてみましょう。
年齢なら「〇〇(有名人)と同じ30歳」「10歳下の〇〇(共通の知人)から呼び捨てにされる34歳です」などと付け加えます。出身地なら「〇〇さんの出身地として知られる」「〇〇の生産で日本一になった」などが考えられるしょう。場合によっては、その付加情報をもとに話が膨らみ、会話のきっかけにもなります。
弱みや失敗エピソードのあとに自分の魅力をアピール
さらに、基本情報にまつわるエピソードをひとつ紹介し、自分の魅力をアピールしましょう。ただし、100%自己アピールの構成にしてはいけません。自信過剰だと思われる可能性があります。まず自分の弱みや失敗談から入り、「でもそのおかげで〜」と強みにつなげます。
たとえば地方から東京に出てきた場合、「地元は電車が1時間に1本しかない〇〇出身です」とキャッチフレーズを用意。続けて「この前は、電車の乗り換えが分からず新宿駅を1時間さまよいました」と一歩引いたうえで、最後に「なので今日は、遅刻しないよう2時間前に家を出ました。結果、1時間早く着き、近くのカフェで待機してました」と、計画的で真面目な一面を伝えます。
最初に謙虚なイメージを与え、そのうえで強みをさらりとアピールすることで、自分の魅力を嫌味にならずに伝えることができ、良い印象を与えられるでしょう。
まとめ
人との出会いは、人生にさまざまな影響を与え、ときに自分を飛躍させます。だからこそ、自分の自己紹介パターンを考えておくのが大切。その準備が、一つひとつの出会いを価値あるものにするはずです。