構成と話し方で惹きつける。人の興味を引く、3つの「話し方」のコツ
2016.11.24
あなたの身近に、どんなシチュエーションでも話題の中心にいる人はいませんか? そんな人は、決まって「話し上手」で、どうやら、人の興味を引いて、会話に乗せる方法を知っているようです。そのスキルは、すぐに実践できる簡単なものから、一朝一夕には身に付かない上級者向けのものまでいろいろ。まずは、日常会話に取り入れやすい、ちょっとしたコツを覚えておくと便利です。
まずはちょうどいい声のトーンと話すスピードを身にける
話し上手を目指すとき、まず意識したいのは、声のトーンと話すスピードです。いくら面白い話をしていても、ぼそぼそとした声で話していたり、話が早すぎて聞き取れなかったりしたら台無し。相手が聞いていて心地良いと感じるようなトーンとスピードを心がけましょう。
日頃から気をつけたいのは、普段よりも少しだけ高い声を出すこと。これによって、相手に「楽しそう」や「明るそう」といった、プラスの印象を与えることができます。そしてもちろん、相手が聞き取りやすいような話のスピードも大切。緊張すると早口になってしまう人は、意識してゆっくり話すようにするといいでしょう。しかし、あまりにもゆっくりした口調になってしまうのも禁物。「おっとりした人」「頭の回転が遅い人」と思われてしまうかもしれません。
起承転結を考えた話は、人の興味を引きやすくなる
どんな話をするにしても「起承転結」を意識すると、相手に伝わりやすく話すことができます。
「起」は基本情報です。「いつ、どこで、誰が、何をした」という、これから話す話題に必要な物語の前提を説明します。
「承」は話題の中心、「なぜそうなったのか」の部分を話します。
「転」は物語の転換部分ですが、難しく考えずにその話題についての自分の感想や思いを話してもいいでしょう。物語のなかでつくるのが難しければ、無理しないで省いてしまっても大丈夫かもしれません。
「結」は、結果的にどうなったのかというオチになります。難しいと思う人もいるかもしれませんが、日常会話ではお笑い芸人のようにオチの内容を意識しすぎる必要はないでしょう。物語の大まかな流れを伝えて、最後に自分がどうなって、どう感じたのかをきちんと伝えることが大切です。
起承転結に慣れると、人の興味を引く話し方ができるようになります。まずは、順序立てて話すことを意識できるようにしたいですね。
共感を呼び起こして理解者になると、話がどんどん弾んでいく
起こった出来事について、そのときに自分がどんな感情を抱いたかを添えて話をすると、相手の共感を呼び起こすことができます。例えば、「夜、家に帰る途中にコンビニに寄って買い物をしたら、お会計の金額が777円ぴったりだった」というエピソード。これには、「疲れていたけど、ラッキーな数字を見つけてちょっと元気が出た」と、ポジティブな感情を添えます。そうすると、あなたの感情に対する相手の共感や、エピソードへの反応を引き出すことができ、会話のキャッチボールが生まれます。
会話をするときに最も相手を引きつけるのは、「共感」です。人は誰でも、自分のことを理解してくれる人を好きになってしまいがち。自分の体験を伝えることで相手と同じことを感じ、それを共有することが、お互いの理解につながるのです。
まとめ
人の興味を引く話し方ができれば、日常生活がもっと楽しく過ごせるようになり、ビジネスチャンスが増えていくかもしれません。まずは自分にできそうなところから始めてみましょう。