体への負担、毎月の収入、子どもと過ごす時間…
子育てと仕事を両立させ、2人のチームで働く姉妹
2016.12.06
仕事と子育ての両立を目指すものの、ハードな仕事による体への負担、子どもと過ごす時間も取れないなど、多くの壁にぶつかったという、吉名華子さんと小松桃子さん姉妹。そんな悩みを解決した、2人で一緒に取り組む新しい仕事について伺いました。
幼いころから悩みを共有して、姉妹で助け合ってきました
——幼いころのお二人は、一体どんな姉妹だったのでしょうか?
華子:幼いころから顔も性格も全然似ていませんでした(笑)。でも真逆なぶん、お互いを支え合うように、何をするにも一緒のことが多かったんです。私は体が弱かったので、球技大会の前に運動神経の良い妹に特訓してもらったり。
桃子:体を動かすことは姉より得意でした。でも、進路や仕事選びなど、慎重にすべき決断のときはいつも姉に相談していました(笑)。というのも、私は直感で動くタイプなので。
——お二人はブランドパートナーになる前、どんなお仕事をされていたのですか?
華子:私は接客が大好きなので、大学卒業後はホテルスタッフとして勤務していました。お客様に喜んでもらうためのサービスや企画を考えて提案するのがすごく好きだったんです。ただ、肉体労働の側面もあり、30代に近づくにつれ段々体がもたなくなってきて。この頃は、桃子も仕事に悩んでたよね?
桃子:そうだね。私は安定して働けるという理由で家族からすすめられて、正社員で医療事務の仕事をしていました。でも、蓋を開けてみると、忙しくて家に帰れるのは毎日夜11時頃でした。
華子:お互いの仕事についてよく話していたのですが、「やりがいとお給料が両立できる仕事って、なかなかないよね」というのが悩みで…私は当時小学生の娘がいるシングルマザーだったのですが、お給料の上限も知れていたので、家計はだいぶ苦しかったですね。同僚の入れ替わりも激しく、長く続けられる仕事じゃないのかも…と不安が募り始めたんです。
桃子:私の場合は帰ったらすぐ授乳して、寝る間もなく早朝に出勤…といった日々が続き、このままでは体を壊してしまうとパートに変えたら、子育てで働ける時間が確保できないせいで、お給料がぐんと減ってしまって。子どもは成長していくのにもかかわらず、収入が減ってしまうことに不安を感じていました。私の職場は日曜出勤だったので主人と休みが合わず、家族全員で出かけられないことも悩みの種でしたね。
姉妹で協力して、一つの仕事に取り組む
——それでは、ブランドパートナーの仕事を始めるまでの経緯を教えてください。
華子:最初は、大学時代の友人がビジネスで成功しているようだ、という噂を耳にしたのがきっかけでした。すぐさま彼に連絡を取り、実際に会ってみると、とても楽しそうにしていて羨ましくなったんです。「私はこんなに苦労しているのに!」って(笑)。それで、彼と、彼の恩師から、ブランドパートナーの仕事を紹介してもらったんです。頑張れば安定した収入も時間も手に入るし、やりがいもある。この仕事なら私達が求めていたものが叶う、と思いました。友人が紹介してくれた恩師は、今では私にとっても恩師ですね。そして仕事をはじめようと思ってすぐ、大阪に住む妹に電話をしました。
桃子:姉の話を聞き、「そんな仕事が本当にあったん? じゃあやるわ!」とほぼ即決でした(笑)。私自身、本当は美容関係の仕事に就きたかったんです。学生時代、スポーツ一筋で美容に関心がなかったのですが、頑張ってメイクを練習して、上手くなるにつれて自分がみるみるうちに変身していくことに感動して(笑)。それ以来、この喜びを他の人にも味わって欲しいと思うようになり、子育てと両立できる美容の仕事を探していたんです。
——華子さんは、この仕事のどこにメリットを感じたのでしょうか?
華子:私は人のためになれるのももちろんですが、子育てをしながら仕事ができることが一番のメリットだと思いました。それぞれ別々に登録して、仕事をすることもできたのですが、仕事を始めるときに恩師の先生に相談したら「早めに収入を安定させたいなら姉妹で一緒にやったほうがいい。お互い得意なことが違うんだから、良いビジネスパートナーになると思う」というアドバイスをもらい、姉妹で協力して仕事をすることを選びました。幼い頃からお互いの強みを活かして、弱みを補い合ってきたので、仕事も同じようにやってみようと決めたんです。
桃子:私は実際に製品を使いながらその魅力を伝えるのが得意で、姉はグループをまとめたり、教育するのが得意。強みが違うので、2人で一つのチームっていう感覚ですね。
家族との時間も収入も増え、理想のライフスタイルを実現できた
——ブランドパートナーの仕事をするようになって、お互いにどのようなところが変わったと思いますか?
華子:桃子はとても勉強熱心になったと思います。これまで見たことがないくらい、製品についてきちんと勉強しているんですよ。
桃子:お姉ちゃんは、すごくたくましくなったと思う(笑)。昔はすごく大人しくて体も弱かったのに、びっくりしましたね。
華子:自分でも強くなったという自信がある(笑)。もちろん家族のために働くのは大事なことだけど、「○○ちゃんのママ」という役割だけでなく、自分の人生なんだから自分のことも大事にしたいと思えるようになったから。それに、桃子が私の娘とよくコミュニケーションをとってくれるので、私に直接言いづらいことも桃子がガス抜きしてくれていて助かっています。
桃子:母親に素直になれないことも、私には言いやすいみたいで。そうやってお互いの家族間でコミュニケーションが活発になったのも、この仕事がきっかけなんですよね。
——最後に、この仕事を始めて良かったことや、嬉しかったことを教えてください。
華子:ホテルで働いていたときは、早く家を出て遅くに帰る生活だったので、毎日娘に「行ってらっしゃい」と「おかえり」を言ってもらっていたんです。本当は私から言ってあげたいのに、と当時はずっと思っていました。でも、ニュースキンのお仕事は、自分でスケジュールが組めるので、私が「行ってらっしゃい」と「おかえり」を言えるようになったことが何より嬉しいんですよね。
桃子:私も、家族3人で過ごせる時間が増えたのがいちばん嬉しい。最近は全員で旅行に出かけることも増えてきていて、今度は沖縄の美ら海水族館に行こうって話しています。息子は水族館が大好きなんですよ。そして、この仕事を始めてから、やりがいを感じながら経済的に自立できるくらい収入が増えたことで自分に自信もつきました。家族と幸せな時間を過ごすためには、自分が幸せでいることも大事なんだと実感する日々です。
吉名 華子
Hanako Yoshina
一人の娘と暮らすシングルマザー。ホテルスタッフとして働いていたが、その働き方や今後の生活に不安を感じ、安定した収入と娘との時間を手にするため、ブランドパートナーに登録した。妹の小松桃子さんと力を合わせて活動している。
小松 桃子
Momoko Komatsu
以前から美容の仕事に興味を持っていたこともあり、姉の吉名華子さんに誘われてブランドパートナーの仕事をはじめた。現在は子育てをしながら、姉と協力して大阪を拠点に活動中。美容に関する知識を活かし、ニュースキン製品を紹介している。