「ママにそういう仕事は無理!」 狭い世界で生きてきた普通の主婦が新たに始めた、自分の“枠”を広げる仕事
2017.03.28
平日はルーティンワークをこなし、週末は家でゆっくり過ごす…。そんな八木さんの日々に大きな変化をもたらしたのは、お嬢さんが肌の調子を気にし始めたのがきっかけで出会ったのが、ニュースキンの仕事でした。新しい仕事をはじめ、これまでは話したこともないようなたくさんの人々との交流をとおして、八木さんの世界はどのように変わっていったのか、お話を伺いました。
週末の楽しみは海外ドラマ鑑賞。不満はないが、同じ毎日の繰り返し
かつては、学生時代に取得した栄養士の資格を活かして、パートで食品分析センターの分析補助をしていました。食品の構成成分をチェックすることが主な業務で、変化のない毎日だったのですが、仕事を通じて間接的に社会に貢献しているという意識があり、やりがいがありました。
休日はもっぱらインドア派で、家でのんびりするのが好きでしたね。家の掃除をしてから、録っておいた海外ドラマを見るのが定番。夫がスキーに出かけると言っても、私は家にいることを選ぶようなライフスタイルで、外出するのが億劫でした。
そうした生活に何も不満はなかったのですが、歳を重ねるごとに人とのお付き合いが減っていっていることは感じていました。今振り返れば、当時の私は、家庭や職場といった、自分で決めた狭い“枠”の中で生きていたように思います。
娘が肌のことで再び悩み始めたのが、可能性を広げるきっかけに
ニュースキンとの出会いは、娘が肌の調子を気にし始めたのがきっかけでした。彼女は子どもの頃から肌の調子を気にしていて、小・中学生の頃はプールもほとんど入れないほどでした。そのあと一時期は収まっていたのですが、大学生になり再び悩み始めたのです。一通りのことは試したのですが、納得していないようでした。
そんなとき、夫の同級生にニュースキンの製品をすすめられました。藁にもすがる思いで、まずはシャンプーとボディソープを使わせてみました。併せて、基礎栄養で体の内側からのケアも大切とのことで、サプリメントも飲ませてみたところ、娘には合っていたようで、どれもとても気に入ってしまったんです。
その後、ブランドパートナーの仕事も、同じ方から教えていただきました。私が受けたような感動を、娘と同じような悩みをもっている人に伝えていきたいと思い、今までやったことのない仕事ですが、興味をもつようになったんです。
ブランドパートナーへ登録するにあたっては、実家をはじめ、子どもからも反対されました。元々、人と会って話したりすることはあまり得意ではなかったし、普段だったらママ友に声をかけることだけでもやっとなんです。これまでの私を見ていた娘からも「どう考えても、ママにそういう仕事は無理!」と(笑)。
でも、この仕事をとおしてたくさんの方に会い、新しい経験をして、自分がいかに小さな“枠”の中で生きていたのかに気づきました。仕事を続けていくうちに母も娘も私の変化に気づき、仕事を理解してくれるようになりました。今までは想像もできなかった新しい世界を知ることで、私自身の発する言葉が説得力のある言葉へと変化していったのだと思います。今では2人とも協力者であり、ニュースキン製品の愛用者なんですよ。
たくさんの人との交流から考え方が広がり、娘の夢を応援できるように
現在のブランドパートナーとしての活動では、自宅やゲストのお宅、地域の会場でニュースキンのパックを試していただく「パック会」を定期的に開催しています。
主催者として開催した最初のパック会のことは、今でもよく覚えています。そこに呼んだママ友が製品のクオリティを理解してくれ、パックをしながらその場で別の友人にお誘いの電話をしてくれたんです。おかげでゲストの輪が一気に広がりました。そのあと、少しずつ自分が中心になってデモンストレーションを行なうようになりました。まだ不慣れな頃から先輩がサポートしてくださったので、安心でしたね。
今も、チームのメンバーでフォローし合いながら活動しています。同じ価値観を共有している仲間たちとの取り組みはまるで学生時代のような雰囲気で、とても楽しいです。受け身の専業主婦だった頃には考えられないくらい、行動範囲が広がりました。今まで会ったこともないような人と一緒に仕事をして、その人の人生と真正面から向かい合い、一つひとつ壁を乗り越えていくたびに自分の視野も広がっていくんです。この歳になって、こんなに勉強する機会が得られるとは思いませんでした。
過去に、大学院を卒業した娘に「陶芸家になる」と告げられたことがあったんです。世界が狭かった頃は「本当に大丈夫なの?」と言って反対していたはずですが…そのときは思い切って背中を押すことができました。この仕事を通じて自分とは違った考え方を知り、さまざまな選択肢を受け入れられるようになりました。かつては小さかった“枠”が、どんどん大きくなっているんです。
今、陶芸家として頑張っている娘を見て、彼女の人生にブレーキをかけなくてよかったなと思っています。これも、ニュースキンの仕事で自分の人生の可能性を広げることができたおかげです。
八木 佳子
Keiko Yagi
かつては食品分析センターで勤務しており、パートに出かける以外は家にいるような生活をしていた。ブランドパートナーになってからは製品の体験会を兼ねた「パック会」を主催するなど、新たに出会った方々と協力して、積極的に活動の場を広げている。ニュースキンと出会ったのは、娘の肌の不調がきっかけ。