集中力はつくれる!? 自分の集中力を引き出す3つの方法
2016.12.01
ビジネスパーソンにとって、永遠の課題とも言える「集中力の高め方」。大事な仕事なのに、いまひとつ集中力できず、作業がはかどらない…。というシーンは誰もが経験しているのではないでしょうか。そこで今回は、「環境」「時間」「目標設定」というポイントから、集中力を引き出す方法を提案します。
あえて騒がしい場所、温度の低い部屋で作業してみよう
集中力を高めるとき、まずやるべきことは「他のことに気が散らない環境をつくる」ことです。誰もが分かっているのに、これが意外と難しいもの。たとえば、パソコンに来るメールの通知。メールの到着をポップアップ通知で知らせる設定にしていると、他の仕事に取りかかっていても、通知が出るたびに集中力が削がれてしまいます。
そこで、まずはポップアップ通知をOFFに。しかし緊急連絡の可能性もありますから、「緊急時は電話で連絡をください」と常日頃から伝えるようにしましょう。それが浸透すると、本当に急ぎで対応が必要な要件だけを受けることができるようになるため、メールは時間のあるタイミングでチェックすれば十分になります。
その日の体調に合わせて、仕事の環境を変えることも大切です。眠気が抜けない日は、カフェなど、少し騒がしい場所で仕事をする方がかえって意識がはっきりすることもあるでしょう。また、疲れを感じるときは、あえて室内の温度を低くすれば、頭が冴えて、目の前のことに集中しやすい環境になります。
集中力は永遠に続かない。だからこそ時間を区切る
どんなに重要でも、作業量が多く、先が見えない仕事はすぐにやる気が沸いてこないもの。そこで、必ず最初に「まずは○時までやろう」と全体の作業時間を設定しましょう。さらに、目標の時間が3時間なら1時間×3セットというように、時間を細かく区切ります。その間に10分ほど休憩をつくるのも、集中力を維持するために大切です。
同じ作業を日常的に繰り返す場合は、毎回の作業時間を測って記録しておくのも効果的です。「前回は○分でできたから、今回はもう少し早くしたい」と考えることで、仕事に取り組む姿勢が変わり、集中力につながるのと同時に、そういった時間意識が自分の作業効率を高めていくのです。
今日の仕事に“優先順位”をつけて、集中力アップ
時間の考え方にも通じますが、明確な「目標設定」も集中力を高めるために必要です。まずはモチベーションを上げるため、大きな目標や、自分自身の野望を明確にすること。その上で「その目標のため、この数時間で何をやるか」と細かく目標を設定していきます。
とはいえ、日々の仕事では、急なやるべきことや別の目標がいくつも出てきます。大切なのは、それに優先順位をつけること。「Aが早くできたら次にB」、「Cには時間がかかるから、まずはD」と意識して、作業順序を整理しましょう。すると、次にやるべきことがはっきりしてくるので、スムーズに仕事をこなすことができ、集中力が生まれるのです。
まとめ
いくつかの方法を挙げましたが、最初にやるべきは、あれこれ試す前にまず「自分を知る」ことです。自分がどんな環境で、どんな時間にどういった目標を立てることが集中力につながるのか? 常に自己分析をして、より良い集中の高め方を考えていきましょう。