定年後の不安を解消するために。 ニュースキンの仕事を通じて、充実したシニアライフを目指す

2017.01.31

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銀行に38年間勤務し、定年間際で転職を決断した岡田さん。努力がなかなか給与に繋がっていかないもどかしさや、倒れた母親の介護が必要になったことから「自由に時間を使える仕事」に惹かれ、ブランドパートナーの仕事を始めました。定年後の不安をどのように解消していったのか、その道のりを伺います。

努力が給与に反映されない会社員の生活から、転職を視野に

 銀行に就職したのは、「安定した収入を得られる」という父からのすすめがきっかけでした。高校卒業後すぐに就職し、それから勤続38年間。仕事自体は好きでしたし、忙しくてもやりがいがありました。

 ただ、銀行という大きな組織なので、仕事の中で自分らしさを出すこともできないし、頑張りがなかなか給与に繋がっていかないことに悩むこともありました。そして55歳になったとき、業務内容はそのままなのに、給料の一律カットを言い渡されたんです。「今まで長い間勤めてきたのに…」と、この時はさすがにショックで。定年直前だったのですが、これをきっかけに、頑張りが正当な評価として収入に反映される仕事へ、転職を考えるようになりました。

 もちろん年金は払い続けているので定年後の大事な収入源になるし、退職金もそれなりには貰えるのですが、世間的に、年金も退職金も年々減っているので、あまり期待はできないでしょう。定年後にゆとりある暮しができるのだろうかと改めて考えたとき、不安な要素がとても多いことに気づいたんです。

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ある日、母が要介護に。少しでも母と一緒に過ごすために下した決断

 そんな矢先に、母が吐血して倒れてしまったんです。連絡を受けたときは会社にいたのですが、家に帰るまでの1時間半、すぐに駆けつけられないもどかしさと、忙しいことを理由に親孝行できていなかった自分自身を責め、心臓が縮むような、何ともいえない気持ちになったことを今でも鮮明に覚えています。

 母は一命はとりとめたものの、介護が必要な状況になりました。母の面倒を見られるのは私しかいなかったので、介護サービスを依頼するか、私が働きながら介護をするか、選ばないといけなくなってしまったんです。そんなときに、よく買い物をしていたアパレルショップの店員さんを通じて、ニュースキンのブランドパートナーの方を紹介してもらいました。

 元々は製品の良さに惹かれて、20年以上ユーザーとしてニュースキンを愛用していました。ブランドパートナーという仕事についても何となくの知識はあったのですが、仕事にすることはそれまで考えたことがなく、私にとって現実味のない仕事として捉えていました。しかし、母の介護をきっかけに「自分の予定に合わせて無理なくできる仕事」として一気に身近に感じられるようになりました。いつまで一緒にいられるか分からない母との時間を仕事に奪われたくない、という気持ちも強かったですね。そして定年を2年後に控えながらも退職を決め、介護をしながらブランドパートナーとしての活動を始めました。

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会社員では経験できないさまざまな出会いが人生を充実させる

 それからは、母と毎日夕飯を一緒に食べられるようになったり、平日に一緒に散歩ができるようになったりと、会社員のときでは叶わなかったことがたくさんできました。すでに母は亡くなってしまったのですが、お金に代えがたい貴重な時間を過ごせたのは、この仕事を選んだから。最後に少しでも親孝行ができてよかったな、と思っています。

 会社員のころは「言われたからやる」とか「お客様のご要望に対応する」といった受け身の姿勢で仕事をしていたのですが、この仕事は自分から発信していく仕事。そして、同じ目標を持った者同士、全ての世代の人と関わりながら仕事ができるのも、会社員では体験できない貴重な経験です。年を重ねるごとに孤独になってしまう人も多いと思うのですが、一緒に仕事をするブランドパートナーたちは性別も年齢も本当に幅広く、話しているだけでとても楽しい。人生そのものが充実していく感覚です。

 自分の定年後の生活って、ピンと来ていない人が多いと思うんです。実際に私もイメージできていませんでした。定年後もお金がかかるのに、今までの収入がなくなったらどうするのか。がむしゃらに働いていれば大丈夫だと思っている人も多いけど、そういうわけにはいかない。定年が近付いている人には、「老後は特に、自分の面倒は自分で見ないといけない。だからこそ今、何をするべきか」ということを伝えていきたいですね。

 これからは無理なく仕事のスケジュールを立てながら、仲間と連れ立って桜前線と共に北上していく旅行をすることが目下の夢。桜って、いつ開花して、いつ満開になるのかわからないですよね。ピンポイントで満開になるタイミングを狙って旅行に出かけるのって、時間的・経済的なゆとりがないとできないと思うんです。この仕事を始めてから、そんな夢を持つことができるようになりました。

 今は、人生は自分次第でいくらでも楽しくできるんだと、ワクワクしています。

岡田 理利

Riri Okada

元銀行勤務。前職での努力が思うように評価に繋がらない待遇の中、定年後の生活の不安や母の介護が必要になったことがきっかけとなり、定年間近で退職。同時に、ブランドパートナーの活動をスタートさせた。現在は、同年代へ向けて定年後のライフスタイルを提案している。

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