少しの時間で大きな成果を。明日から始めるスキマ時間活用術
2017.02.09
1年は長いようで短いもの。まだ年始めだからといってゆっくりしていると、あっという間に年末を迎えてしまいます。そこでオススメなのが、慌ただしい日々の中に生まれる、ちょっとした「スキマ時間」を活用すること。待ち合わせのとき、ランチ前に手が空いたとき、予定が急になくなったときなど、少しの時間を有効に使うための3つのコツを紹介します。
1.どんな作業も細かく分けて考えてみる
仕事のなかにふと生まれる「スキマ時間」は、基本的に数分、長くても30分程度であることがほとんど。そのため、この短時間に多くのことをこなそうとしても難しいものです。大切なのは、“短時間で行えること”の選択です。
ポイントになるのが、常日頃から自分のやるべきことを「分解して考える」ことです。「プレゼン資料をつくる」という仕事も、「プレゼンのコンセプトを考える→資料の構成を組む→資料の前半をつくる→資料の後半をつくる」と分けて考え、それぞれ何分程度の時間が必要な作業か、見通しをつけておきましょう。
こうすることで、30分のスキマ時間ができたときに「この時間があれば資料の前半くらいはつくれるな」と、その時間を有効活用できるのです。
2.突然生まれる時間のために、何をするか決めておく
スキマ時間ができるたびに、その場で何をするか考えるのもよいのですが、「スキマ時間ができたらやること」と常日頃から準備しておくのも手です。重要なのは、短時間できちんと集中できるものを設定すること。また、区切りをつけやすく、すぐに止められるものを選ぶことです。
英会話を習っている人なら、「単語を覚える」などがよいでしょう。世の中の経済情報を取り入れておきたい人は、スキマ時間にスマホで経済ニュースを見るクセをつけるのがよいかもしれません。1週間ごとに、「今週はスキマ時間が生まれたらこれをやろう」と決めてリストアップしておけば、何をしようか迷う時間がなくなり、時間のロスが減ります。
3.日常的にスキマ時間の「準備」をしておく
スキマ時間をきちんと使うには、やりたいことにすぐ取りかかれるよう、やるべきことにいつでも取りかかれるよう、あらかじめ準備をすることが重要です。
スキマ時間にニュースをチェックしたいなら、ツイッターで特に見たいニュースメディアのみをフォローした、ニュース確認専用のアカウントをもちましょう。そのタイムラインを眺めるだけで効率よくニュースをザッピングでき、興味のあるものだけ細かく見れば効率的です。
資料や本、資格の教材を使って勉強したい人は、10ページや1章ごとという単位で本をコピーしたり分解したりして持ち歩き、短時間で手軽に勉強できるようにします。このようにあらかじめ準備しておくことで、ふとした拍子にできたスキマ時間にも、すぐに対応できるようになるのです。
まとめ
たとえ2〜3日に20分ほどしかできないスキマ時間でも、1年分になるとトータルで相当な時間になるはず。その使い方で、1年後の自分の姿は大きく変わります。3つの方法を心に留めて、スキマ時間で一段上の自分を目指しましょう。